インタビュー

11月1日より、第12回epaの作品応募がスタートしております。
今回のテーマは「Feel The Earth」。この時期だからこそ、応募者の学生の皆さんが前向きで意欲的に取り組めるテーマを設定したいとの想いで、ビクターエンタテインメントの森谷制作ディレクター様と打ち合わせの上、ご提案いただきました。作品のコンセプトなどは以下、森谷ディレクターのお話にあるとおりです。

特に今回、epa実行委員会では、学生の皆さんが持っている才能とアンビシャスを発揮して、応募されるジャケットデザインが音楽作品の内容をも誘発させるような力強い作品をお待ちしています。

エンタテインメントパッケージアワード(epa)実行委員会

皆さんには学生である特権として、思い切り自由にデザインに取り組んで欲しいです。

--- 今回の応募テーマである「Feel The Earth」、そのコンセプトを教えてください。

2011年3月11日の東日本大震災からいろいろな形で音楽はメッセージを発してきました。今回のジャケットデザインの応募テーマは、震災から1年後に発売されるコンピレーションCD作品を想定し、音楽が自然、地球と対峙した時、改めていったい何を感じて、何ができるんだろうか?と考えて企画しました。
タイトル「Feel The Earth」は、そんな想いを巡らせる中で、元々好きだったキャロル・キングの楽曲「I Feel The Earth Move」が浮かび、このタイトルでCD作品を編成したいと考え選びました。 epa参加の皆さんには、皆さんが持つ若さ溢れるエネルギーで震災を乗り越え、力強く優しさも感じるジャケットデザインを応募していただき、スケール感のあるCD作品に仕上がればと期待しています。

--- 「Feel The Earth」というタイトルのコンピレーションCDには、どんな曲を収録しようとお考えですか?

収録曲は現在検討中ですが、今考えているのは、国際コンクールでも入賞し「情熱大陸」でも取り上げられたエッジが利いたフラメンコ・ギターの演奏者、沖仁の曲や、実力派つのだたかしの古楽器の作品や、ジブリの曲をジャズで演奏し話題の立石一海トリオなどの楽曲収録を考えています。その他には、ハワイアン・チャントなどワールドミュージックやラテンの楽曲を集めたコンピレーションCDをイメージしています。
全体的にはヒット曲アルバムではなく、スケール感のあるスタンダード曲が詰まったアルバムを考えています。

--- 「Feel The Earth」CD作品のポイントを聞かせてください。

一般的に言われている「癒し」や「安らぎ」など、単に気持ちがいいヒーリング・ミュージックにとどまらない、聴いたお客様が、先に向かってアクティブに進んでいけるようなスケールの大きい作品集にしたいと思っています。

--- 今回のジャケット制作するにあたり特にこだわってほしいことは何ですか?

テーマがとても大きいので、作品コンセプトに沿ってジャケットデザインをするよりは、自分自身の中で東日本大震災以来ふつふつと沸いてきている想いを音楽テーマに載せて表現する、そんなジャケットを制作してほしいと思います。例えば、かつてアナログ・レコード時代に横尾忠則さんが制作した、音楽をも引っ張るような圧倒的で独創的なジャケットデザインを期待しています。

--- 最後に、作品を応募してくる学生の皆さんへのメッセージをお願いします。

プロのデザイナーはいつも制約ある中で、ジャケットのデザインをしています。皆さんには学生である特権として、思い切り自由にデザインに取り組んで欲しいです。いま音楽を表現する形は大きく変わってきています。特に媒体として「音楽メディアがどのように進化していくのか?」 を簡単に想像する事はできません。ただ、音楽ビジュアル表現は音楽(楽曲)と密接にリンクし合い、益々重要な要素になっていくでしょう。そしてその時代を支えていくのは、紛れも無く皆さんです。ぜひチャレンジしてください!